国内徘徊・成田～高松～岡山～東京

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いつもの事ながら、いきなり遠くに行きたくなる。思うと強い衝動にかられる。当日午後の飛行機便を探す。LCCのJetstar、高松行が安価だったので即予約。成田空港まではいつも、東京駅南口からの直行バスを使っている。（コロナ前は、片道1000円だったんだけど、今は1300円に値上げ）

夜に高松空港に到着。高松空港からJR高松駅までは直行バス利用（1000円）。夜のJR高松駅前広場で、コンビニのチーズ海老ドリアを食べ、駅前の高松パールホテルのカプセル（3000円）に逃げ込んだ。

夜のJR高松駅前広場には、色々な人々がいる。
過去のヒット曲をギター演奏して小銭を稼ぐ老人。（小さなアンプを置いてまあまあの音量）定かではないが、短いスカートで客を探してる風な20歳前後の女性が二人。恋愛中らしきカップル数組と、3～6人の家族や友人組。たまたまかもしれないけど、日本語よりも中国語を耳にする。

俺が住んでいる池袋もそうだけど、ここ数年、日本中で中国語が聞こえる機会が多い。もちろん今更、中国の人達の台頭を怪訝に思う気持ちは無いが、円安に傾いている現状を見ても、やっぱりな～、と思う。

これから先、もっともっと、中国をはじめ東南アジアの人々の流入は増えるよね。つか、日本の先進国の地位維持はかなり危い。俺が東南アジアである程度、収入が安定している立場だったら、日本を飛び越して、いきなりアメリカやヨーロッパや、オーストラリアに向かうかもしれないもの。

朝起きて

朝9時に起きてシャワーして、JR高松駅周辺を1時間程歩き倒す。国道193号線に平行して長い商店街がある。とりあえず仕事もしたいので、スタバ・高松丸亀町フェスタ店に入る。店内奥北側の広いテーブルが気に入り、2時間位かな、ここで過ごす。居心地がとっても良い。

右隣の席には、同年代の感じの良い男性が、読書をしていた。どんな本なのかは分からない。読書のサマが、スタバでの日常ルーティーンのように、落ち着いていて風情があった。暫くして、外に止めた自転車で返っていった。俺には、全く視線を向けなかった。高松市在住の人なんだろうね。紳士だ。

テーブルから見える道路を挟んだ向かいに、そば居酒屋・徳市、という店がある。民家のような佇まいで、居酒屋とは思えない風情。緑の木々に囲まれている。まだ昼なので店は開店前。もう一度、高松に来る機会があったら寄ってみたい。

居酒屋・徳市の従業員なのか、オフロードバイクでやって来て、スタバ側の路上に駐車して店の中に入っていった30代の男子がいた。多分、ホンダのXR400Rだと思う。10分程して、盗難防止のかなりごっついチェーンロックを後輪にかけに来た。このチェーンロック、あまりにも頑丈な品物で、高松でもここまで必要？と正直感じたが。

高松市美術館

スタバを出て、フラフラ歩いてたら高松市美術館に。20世紀美術の冒険者たち─名作でたどる日本と西洋のアート、な～んていう、しっかりした展覧会も開催中だったんだけど、なんとなくこれは見なかった事にして。

高松市近郊在住の画家さん達のグループ展があって。じっくり観てしまった。その作品群の中で、小笠原尚子さんという画家（グループ展のリーダーみたい）の、夏の終わりに、と題された作品にくぎ付けになってしまう。

よくある配色のみの抽象画なんだが、なんか俺的には刺さりました。多分、俺が大好きな色の塊だからだと思う。こういう作品は、誰でも描けるじゃん、と言う人もいると思う。でもでも、この配色は凝視してしまう。なんだろう。ピンク系の赤？ベースが緑系と黄色系？だから？よく分からないけど、俺的には、立ち止まって数分間、なめ回してしまった。

帰る手段

どうあがいても、結局、東京に帰らなくてはならない。このまま正直言って、高松にアパートを借りてでも居座る気持ちもないしで。（かと言って、東京に、俺のルーツがあるなんて1ミリも思っては無いのだが）

高松にはLCCのJetstarの飛行機で来た。帰りも飛行機を利用するのは、LCCで費用が安くても、な～んかしのびないし、俺流では無い？て事で。夜行のサンライズ瀬戸とかも検討したんだが、費用はかかるが、高松から岡山まで、JR快速マリンライナーで。岡山から東京までは新幹線という選択をした。

理由は、高松から岡山までのJR快速マリンライナーで、瀬戸大橋を体験してみたかった。のと、新幹線の車内で、現実的にどれだけ仕事が出来るのかしら？を知りたかったので。

新幹線の車内では、あえて新幹線が提供するWiFiを使用しなかった。だって説明ページによると、128kbpsとか書いてあるしで。（パソコン通信の時代じゃないし）なので、iPhoneを窓際に置いて、全てテザリングで。

これが意外と使えました。トンネル内では不通になる事があるけど、トンネル以外では、6割程度は5Gで繋がるし（キャリアはSoftbank）で。だから、高速で移動中の新幹線の車内でも、充分にテレワーク仕事は出来るのでした。

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